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庭の水仙が、「わぁ。一斉に黄色く開いた!」 なんてショックを受けたのはもう10日も前のことのようです。 本当に日々はどうしてこんなに早く過ぎ去るのでしょう。 3月にY社に出向いて、そもそも何で原価計算ソフトを導入しなくてはならないのか、現場の皆さんがどのような形で、この会社の経営に参加できるのか、原価計算ソフトの導入で会社はどのように変わったのか、今後会社の持続的成長のためには、どのような具体的方法があるのか、等々のテーマで講習会を開く予定でした。 そのための直近の資料として、2月20日現在のデータを取り寄せてチェックをしてみました。 そこでまたまた新しい問題にぶち当たってしまったのです。 勇を鼓して講習会を一ヶ月延期して貰うように私から申し入れました。 ここでぶち当たった問題について、記録をしておきたいと思います。 このことは、私自身も、建設業の原価計算というものに、最後のところでどこか不本意なものが残る問題でもありました。 更にまた、誤解を恐れずに言えば、Y社だけの問題ではなく、特に長期工事を抱える建設業の問題点でもあるのかなと考えた次第です。 結論は 建設業における工事完成基準か、工事進行基準かという、しごく原則的な手続きの問題になりました。 Y社の場合は工事完成基準を採用しています。 工事完成基準には配賦という問題が立ちはだかります。 材料費配賦、労務費配賦、間接経費の配賦等々です。 その手順は会計的には正当なものである筈ですが、現実的には、全体を曖昧化してしまう点もあります。そこが私が感じる最後の不本意な点であり、またおそらくは、小・中企業の社長さん方も言いがたい曖昧な感じを持たれるのではないでしょうか。 では工事進行基準はどうか。 ここには現在日における仕掛工事の完成度評価という難問を通過する必要があります。 それも評価の問題であれば、完全な数値を捉えることは不可能なことでしょう。 しかし重要なことは、ここには現場責任者の責任に於いて評価された、各仕掛現場の完成度というポイントがあります。 現場責任者は、直感的な評価力をもって自分の責任現場を完成度評価しなくてはなりません。当然ながら受注金額に完成度を乗ずることによって、換算売上金額が算出されます。 現場責任者は、自分の直感的評価が、客観的数値として、原価計算に組み込まれていくことになります。現場責任者には、大きな責任と、参画の場所が与えられることになります。 では一体どちらの基準がよりベターなのでしょうか。 工事完成基準と、工事進行基準ではその表現しているものが違うのではないか。 Y社の2月20日現在の、工事完成基準によるデータを眺めていて私はそこに気がつきました。 工事完成基準はよくよく観察してみると、指定期間の資金繰りを表現しているように思います。それに対して、工事進行基準は指定期間の損益計算を表現しているように思います。 経営の実態を真に掌握するためには、損益計算の面からも、資金計算の面からも、両面から 検討をする必要があります。 だとするならば原価計算ソフトは、工事完成基準、工事進行基準、その片方だけでは駄目であり、両方が必要なのだと私は納得しました。 少なくとも、小・中企業の社長さん方に説明するのには、両方の根拠からの説明が必要不可欠だということに気づいたわけです。 この三月という芽生えの月を、私はY社の原価計算ソフトに、工事進行基準のプログラムを 付加することに費やしました。 そして工事完成基準の原価計算、工事進行基準の原価計算、その両方を兼ね備える原価計算ソフトが完成しました。 工事完成基準のデータ、工事進行基準のデータ、両方を検討していると、少なくともY社の現在のテーマである資金繰りの打開の方策について、データはごく自然に語らってくれるようです。 4月の講習会ではそこが一番のポイントになることでしょう。 社長が、そして皆さんが納得してくだされば、ここで私の仕事は終ることになるでしょう。 その日がとても楽しみです。 [桐]・法人経理会計ソフト http://www5a.biglobe.ne.jp/~mid0ri/74603005/ [桐]でビジネスソフトを作っちゃおう教室のご案内 http://www5a.biglobe.ne.jp/~mid0ri/68647675 |
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